ベンツのG 年収1000万の末路

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【主の想い】
幼い頃、貧乏が理由で男の子たちに笑われ、いじめられてきた少女。
「お金さえあれば、幸せになれる」
──そう信じて、彼女は必死に美を磨き続けた。
やがて大人になった彼女は、“男を利用して”のし上がることを誓う。
そしてついに、“玉の輿”に乗った。
かつて夢見た「お金持ちの生活」を、手に入れた──はずだった。

【歌詞】
働いたら負けなのよ。
私は選ばれし専業主婦として、贅沢の頂点に立つの!
ボロアパートの片隅で 夢を見てた
母は言う
「一日分の野菜は、二日に分けて飲みなさい」
——貧乏の家訓である。
だけど私は一気に飲み干した。
「なに贅沢してんの!」
母のビン●が飛ぶ。
頬が赤く腫れ、心の中で誓った。
「絶対お金持ちになって、一日分を一日で飲んでやる」
美貌を武器に 高飛車なヒールを鳴らす。

合コンで釣った 年収一千万の男
愛車は ベンツ・ゲレンデ
この人となら贅沢な暮らしができる
逃がしはしないと すぐに結婚を決めた
タワマンの窓から 蟻のような庶民を見下ろす

だけど現実は 砂上の楼閣
ゲレンデの 残クレが 首を絞めにやってくる
東京の家賃に 夢が食い潰される
「なあ、お前も 共働きしてくれないか?」
その情けない一言に 私の愛は爆発した

「はあ!? あんたがバイトでもして 稼ぎなさいよ!」
蒟蒻畑で 迷子になって
スピード離婚 逃げ出した先の暗闇
私はまだ 諦めない もっと上の「本物」へ

私は学んだ 偽物の金持ちは 見栄に殺される
本当の成功者は 派手な生活をしない
服は ユニクロ 車は 実用車
午後の紅茶を 午前中に飲むような
はしたない真似は 決してしない
人脈の網で 捕まえたのは 年商数億の経営者

[Verse 4]
愛車は 新型プリウス 服は上下 GU
地味だけど 優しくて お金遣いも荒くない
「これよ!これこそが 真実の勝者なのね!」
再び手にした 不労所得のパスポート
「私働かなくてもいいよね?」
聖者のような彼が 微笑んで言った
「生活できる 範囲なら 別にいいけど……」
「ねえ、たくさん売り上げ あるんでしょ?
贅沢三昧できるわよね! 私の取り分はいくら?」
彼は 曇りのない瞳で 絶望を語り出す
「ああ、売り上げはあるよ。でもね
社員の給料に 全部還元してるから
俺個人の役員報酬は…… 年収500万だぞ」

「嘘でしょ!? 前の旦那より 低スペックじゃない!」
叫ぶ私に 追い打ちをかける
「でも経費がつかえるでしょ!? 毎日銀座で 寿司三昧でしょ!?」
こんなはずじゃなかったのにぃぃぃ!

「会社はお前の 財布じゃないぞ!
贅沢したいなら、お前が働け!」

【後編】
あれから一年

手元には何も残らなかった

二度の離婚 貯金も尽きて
私はボロアパートに逆戻り
輝いた過去が走馬灯のように駆け巡る
しぶしぶ始めた コンビニバイト
「いらっしゃいませ」 声も枯れる
こんなはずじゃなかった
ある日雑誌の表紙に 見覚えのある顔
年収一億円!? 元旦那が笑う
あの男が億万長者に!
信じられない現実に 体が震える
新しい妻は 控えめな笑顔
「成功の秘訣は、妻の笑顔です」
彼の言葉が 胸を刺す
悔しさに唇を噛み締める
なぜあの時 支えなかったの?
私が離れたから 成功できたの?
でも 私は、まだ、諦めない。
今度こそ、本当の幸せを掴んでみせる……!